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help リーダーに追加 RSS 少子化の原因なんて、はっきりしてる「3」〜なぜお金が足りないか?

<<   作成日時 : 2006/01/17 01:09   >>

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「少子化の原因なんて、はっきりしてる」へのコメントやTBの中に、色々な方の意見を頂きありがとうございました(^^)。少し、自分の中ではっきりしてきた価値観がありますので、まとめてみたいと思います。

●「主観的に不幸な人々」の少子化問題
  http://deztec.jp/design/05/12/27_life.html

の中に「少子化の理由が豊かさの追求によるもの」と断言されていました。
本音のところ・・・ちがうとおもう。
少子化の理由が「豊かさの追求によるもの」だと見えるのは理解出来ますが、このように捉えてしまうと、対策を間違うと感じました。詳細は後述します。

頂いたコメント
「自分たちの祖父母や両親の時代も今と変わらないといいますが、実はこれが結構ポイントではないかと思います(こにさん)」
http://studio-m.at.webry.info/200601/article_4.html

そう、女は変わった時代に対応して変わってきても男は変わらない。
変わらないとは
「目の前の子供や環境を見ずして、過去の習慣をただひたすらに続ける。言い訳は仕事」
というわけです(全ての男性がそうだとは言いませんが)。

私も、母(専業主婦)を見て、結婚して仕事を辞めるという道しか選択出来ず、子供がいる事で働けず、能力があるのに家の中でもんもんと育児だけしか出来なかった母から貰ったメッセージは、仕事は絶対に続けなければならない、というものでした。言葉にしても言われましたし、経済力がないために自分の人生を選択できなくなるのは、子供心にもおかしいと思っていました。

人によるのでしょうが、育児をする上でも、どこかに働きに行く事で能力を生かせる女性と、家にいるのが良い女性とがいると思います。今は前者の話をしています。後者で生きがいを持てる人はそれで良いと思います。

母親が幸せそうに生活していると子供も早く結婚したがります。そんなに楽しそうな事ならやってみたいと、思うからです。

しかし、仕事をしたかったのに辞めざるを得ない世の中だっ母は、夫が定年して海外旅行三昧、私は若い頃遊んでいない、やっと育児から手が放れて自由になるお金も出来て・・・母の気持ちはとても良く分かるので殆ど孫を預ける事もありません。

結婚退職が当たり前だった時代でも仕事をしていた女性はいますが(看護婦さんで現在60代の
方、彼女も周りになんと言われても仕事は辞めなかったそうです)
結局、この国が、子供を持った時点で、個人としての仕事のキャリアを伸ばせる可能性が格段に落ちるという事実があるために、晩婚化が起きていると思います。

夫と子供に尽くす人生に不満を持ち、娘に愚痴る母親世代に育てられた娘達が敢えて出産しない選択をするんじゃないか?という問いには、
「人のせいにしないで、冷静に考えてみて」
と伝えたいです。

なぜなら、私も母親からの無意識を含むメッセージで、仕事を辞めてはいけない、自分で自分を選択できなくなるから、という事をひしひしと受け取っていました。

だから、訳の分からない男の飯炊きをして、仕事を続けるなら「お前の勝手」といわれ、女ばかりが家事育児の負担を負うのなら、結婚しないほうがましだと思っていましたし、子供を持つならシングルマザーで、と考えていました。何も考えない男に翻弄される人生なんて真っ平ごめんでしたね。晩婚化の理由ってこういうところにないともいえないと思います。

ただ、母親世代の愚痴に支配されて、女という生き物として産まれて自然に頂いた子供を産む能力を押し殺したまま死ぬのもイヤだったので2人産みました。たまたま、話が出来る夫と出逢ったのが一番大きいでしょう。この夫とも理解しあうことのない深い溝がありますが・・・少しは話が通じるので(今のところ)

「豊かさの追求」と仰る人は、今更ホームレス同然だった戦直後に戻れとでも言うのでしょうか?
貯金もなく家もなく服もなく、でも産むしかないような、産んでも育つか分からないような、そんな状況に?というわけで「豊かさの追求」という原因を設定しても、何も現状を見ていないと思います。
やるしかなかった時代でも、こういう風に育てたいという思いがあって、今物質的には豊かになり、食べるものにまで困る事はなく、突然爆撃で近所が破壊されたりしないことなど平和に感謝しつつ、現状を見つめて欲しいと思います。

子供を育てるという事は、「人が生きるとはどういう事なのか?」をつかむ事が出来ます。自分がどう育ってきて、こんなにも色んな人の手がかかっていたんだなぁとか感謝の気持ちを育てる事にもなります。
また、これだけ愛されなければ育つはずがない(主観的な事はともかく誰かが世話をしてくれたから生きているわけで)と感じる事で、人生の輝きが見えてくる、素敵なことだったんだと分かってくる。
これが人間の幅というもの、優しさ、愛情、
「豊かな人生」
という心持の土台になるもので、これを知る人は、世間の人を犠牲にして地震に耐えられないマンションを作ったりはしません。
ですから生める産めないに関わらず人を育てる事は、人間の幅に必要な事だと思います。

ただ、個人的には子供は3人育てて一人前だと感じます。
一人目は必死に育て、全てが初めて。二人目は育て方はだいたい分かるし対処能力も上がってるから、子供という存在そのものを楽しめる。素晴らしい輝きを見付ける機会が格段に増えます。
3人目は、1人目と2人目で感じた部分を修正しつつ、もうここまで来れば子育てのベテランという域に達する気がします。

そういう意味で、子供は一人だけ育てても、親としてはイマイチだったと、今の自分は感じます。
他人様に押しつけるつもりはありませんが、自分自身に子供という存在を受け入れる器を持っているか?と問いかけてみると
「3人育ててナンボ!」
と感じている自分がいるのです。しかし3人目は・・・産むまでの費用と、産んで体が回復するまでのご飯(妊婦用と上の子供達用、だんなはともかく)その間をどう凌ぐかだけで、結構ゲンナリしてしまいます。考えずに、作ってしまうのが一番ですが・・・(笑)

話がそれましたが、社会が変わったのに男性の意識が変わらないために、子供を持ってそれなりに幸せな生活をしようと思うと、母親が頑張る事でしかクリア出来ない。それが日本なのではないかと思います。

例えば、閉鎖的な村社会が無くなった代わりに、街の安全もなくなりました。子供の安全も必ず親の目を注いでいないと守れない時代に変わってきた事で、親がしなければならない事が増えているわけです。そういう状況で父親は仕事だけしていれば免罪符にされたり、実際の所、仕事が忙しすぎて育児に回す手がないという家庭も多い事でしょう。おかしいとは思っているけど、父親が過労死しそうなのでとても言い出せず、一人で頑張っているというお母さんの意見も時々聞きます。でも夫婦とも限界で、個人の努力ではどうにもならないケースも多々ありそうです。
それでも子供一人は何とかなります。だから産みたい人は1人は産むと思いますが、問題はその後です。

育児休暇をいくら会社がくれたって、上の子の保育料を支払いながら、のんきに育休するには、貯金を切り崩すしかありませんでした。我が家の場合、保育料は上の方でしたので私の手取りの9割近くが持っていかれます。育休になっても前年度の収入で決まっていて昨年の収入で計算された保育料で請求が来るのです。育休中はすずめの涙ほどのお金が支給されますが(少なくともありがたい)基本的には無給だからです。

こういう部分も、育休中の上の子の保育料は半額とか無料にするとか、3人目になったら上二人分の保育料を支払い続けながら休まなければならないとなると敷居が高すぎるので、育休の最初の三ヶ月は保育料半額とか、そんなシステムがあると良いなと思います。
その前に、無駄な税支出を見直して頂かなくてはなりません。
なぜか保育園への助成金を何の事前通達もなく削った横浜市のした事は、自分のクビを締めているだけです。未来を生きる子ども達に資財を投入しない国に、未来はないからです。

さて、色々書きましたが、問題は少子化にはなく、この国では子供がいる人(男性でもシングルファーザーだったりすると同様)だと「幅広い経験を持っている豊かな人」といは思われず「時間の融通が利かないお荷物がきた」と思われる事も一つです。

だから、いつまで経っても、自分の生活を犠牲にして睡眠時間を削ってまで働くような人が重宝され
人間の幸せとは何か?
というところとは全く関係なく、ひたすら会社の利益のために馬車馬のように働かされるサラリーマンが増え、ニートも増え、忙しく生産効率も上がり、色々なものを生み出しているのに、「幸せ感」のない国なのです。

幸せ感のない国に、子供は増えません。

少子化は問題ではなく、少子化に対応する仕組みを作れない国が国民にとって問題なだけです。荒療治ですが、何とか頑張って一波越せば、日本も人口が減りすっきりして、幸せとは何か?お金ではないという文化の部分を、求める余裕が生まれるのかも知れません。

ただ、女として生まれ産めるのならば一人は産んでみると、人生変わると思います。
とっても素晴らしい輝きを持っているのが子供という未来に伸びる種だと思います。

少子化をのりこえたデンマーク
少子化をのりこえたデンマーク (朝日選書)

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして★
TBさせていただきました。
過去記事もよませていただきましたが
そうそうそーなのよ!という納得のご意見に
感動してしまいました。
また、遊びにきますね♪
あおい
2006/01/17 14:02
私もこちらの記事に同感です!
私も、女は仕事を辞めてはいけないというメッセージを受け取っていますが、それでも今は2人目妊娠中です。
やっぱり決め手は夫の存在と職場の子持ち女性が生き生きと子供の話をしているところでしょうか。うちの職場は何故か3人の子持ち女性が多いので、そういうのを見ていると子供欲しくなりますね。環境の影響は本当に大きいです。ただ、うちの職場環境も最近かなり悪化していて、子供育てながら働くことに限界を感じ始めています。結局は社会は人を使い捨て労働力と認識しているのではないかという疑問を感じてしまいます。
子供は今の保育園が大好きなので、通わせるためには私は辞められないんですけどね(笑)

夫は結構家事育児に協力的でしたが、最近転職して、そこの会社が長時間労働で拘束していて最近はかなり疲れているので、結局家事育児が私1人にのしかかるようになってきました。会社の姿勢ももうちょっと育児に協力的なら良いのにと思います。
こに
2006/01/17 19:31
あおいさんご来訪ありがとうございます!TBもありがとうございました(^^)、きれいなブログで素敵ですね!初めてのお子さん、子育て頑張って下さい、私も高校の時は一学年500人以上いましたよ〜(^^)。また遊びに来て下さいね(^^)v
宮乃
2006/01/18 00:18
はじめまして。@HOMEのfumi_oといいます。
実はこちらのエントリーを拝読して、トラックバックしたのですが、何故か送信されませんでしたのでここに貼り付けます。_0_
http://fumio2004.cocolog-nifty.com/athome_blog/2006/01/30_5430.html
fumi_o
2006/01/19 07:42
こにさん、こんにちは(^^)。わが社の職場環境も悪化してきています。政治家が私腹を肥やす事ではなく、幸せとは何か?に目を向けない限り、弱者から搾り取る構図はなくならないんでしょうね。そんな国には少子化がお似合いだと思います。こういう国ではたまたま良い企業に勤めている人しか複数の子供を産めない構図があります。国がすべき事をしないで会社に押し付ける部分も多々あり、それはまたいずれ書きたいと思います。再訪ありがとうございました(^^)
宮乃
2006/01/20 00:57
fumi_oさんはじめまして(^^)
TBは自動公開にしていないので確認が遅れる事がございます。ご心配をおかけしてすみませんでした。興味深いお話をありがとうござました。また別に書き留めたいと思います。ご来訪ありがとうございました!
宮乃
2006/01/20 00:59
私の主張は http://deztec.jp/design/05/fertility.html にまとめてありますが、別に私は少子化対策に反対というわけではありません。わかりやすく書けば、私は「虚しさ」を感じているのです。欧州の子育て支援先進国並みの体制を実現しても、どうせ20年くらい経ったらみんな不満でいっぱいの状態に逆戻りしていることが目に見えていますから。少子化対策は、予算の都合のつく範囲内で、どんどんやればいいのだと思います。ただ、人の欲望に歯止めがかからない以上、どんな対策も時間稼ぎにしかならない、ということは認識しておくべきだと思います。
徳保隆夫
2006/01/23 20:27
徳保隆夫さん、ご来訪ありがとうございます(^^)。
仰る通り、欲望には際限がありませんが、それを「良い所」に維持するのが文化というものの役割ではないでしょうか。
宮乃
2006/01/25 01:33
>それを「良い所」に維持するのが文化というものの役割ではないでしょうか。
そうですよね。なりふり構わず生き延びられればそれでいいなんてネズミと同じです。せっかくの人生、生きるだけで終わるなんてそれこそ虚しい事です。そこまでして子供を増やすことに意味も感じられないですしね。
ほっほ
2006/05/25 16:54
どう生きたいか?を真面目に問いかける強さと心持ちを子供達には育てて行きます。30年後は、今のように組織の中でゴマをすって自分をゆがめてでも生き延びる事が重要視された年功序列世代の汚染物が少しは浄化されていることを祈って(良い所はそのまま伝えて)。子供達を育てる=未来の世界を創るという女にしかない強みです(男性でも真剣に親であろうと日々生きていくなら同じ強みを持っている事になります)
宮乃
2006/05/25 23:20

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