宮乃

アクセスカウンタ

zoom RSS 妊娠初期は「おめでた」じゃない

<<   作成日時 : 2007/01/09 23:47   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 47 / トラックバック 0 / コメント 5

妊娠すると「おめでた」と言われる。

確かに、おめでたいことであるが、妊娠5ヶ月に入るまでに、壮大な「自然淘汰」が行われ、自然の関所を通れなかった受精卵は流れる。
つまり「流産」という事になる。

これは母体のせいではなくて、ひどい奇形のまま生まれる事を防ぐための自然の仕組みといわれている。詳しいことは医学関係のものに譲りますが、ざっとそんな感じ。

妊娠初期(妊娠0〜4ヶ月くらいまでのイメージで言ってます)は本当に流産しやすい時期だ。一般には15%だか30%くらいが流産すると言われているそうですが。とにかく一定の割合で自然淘汰されるのがこの世界。

こういう事実があるにも関わらず、初めての子を妊娠すると、周りがそれだけで盛り上がってしまって、いざ流産となると立ち直れないくらいノックアウトされてしまう人が何人もいて・・・あまりにも痛々しいので、書く次第です。

理屈で分かっていても、実際に流産すれば何とも言えない喪失感というか、色々な感情はわきあがるけれども。

1人、2人、3人と妊娠して実感するのは、妊娠初期はちょっとした事で流産しやすいという事だ。大丈夫な人は無理をしても大丈夫なのですが、ダメな人はダメ。
そういう人は大体ツワリが重いとか、体が異様にだるいとか兆候があることが多いようで、私の場合はこのだるさと吐き気を押して、無理に頑張ると、流れかける(切迫流産)。

第一段階の関門は12週と言われるが、この週に流れそうになった事もある。
夜中に出血と、羊水らしきものがドバドバ出た時には、流れたなと覚悟した。
翌日は手術だと覚悟した。ここまでツワリに耐えたのに、悲しかったが・・・命はダメな時はダメなのはもう良く分かっていたから、受け入れた。
(しかし、胎盤が1cm弱剥がれたらしいが持ってくれて無事産まれて来たのであるが・・)
とにかく、何がおきてもおかしくないのが妊娠という事。

大抵の人は無事であるが、リスクは常に抱えているものなのだと思う。

受精卵の質そのものの原因によるものの場合、心臓が出来ずに流れる。
心臓が出来ても、何らかの原因で命をつなげなかったものは12週くらいまでに流れる事が多いといわれている。

そういう自然淘汰にかけられている時期に、初めての妊娠だからと親戚から親から近所からが「赤ちゃんが出来てうれしい!」と浮かれてしまう事が大間違いだと思う。

本当に妊婦さんを思うのなら、5ヶ月くらいに入るまで、大事にしなさいと声をかけ(妊娠初期のだるさやツワリは乗り越える為にある苦しみではなく、妊娠を継続させる為に妊婦を休ませる為のホルモンによる仕組み、実感する。
もちろん、ツワリは何ヶ月もあるから、精神的には乗り越えなくてはならないけど・・・

何人も働きまくりながら妊娠して無事に産むような人もいるけれど、本当に大丈夫な人は大丈夫なのだけど、もう2人も産んだ人が、私と同じくらいの予定日だったのが「この前検診に行ったら赤ちゃんの心臓が動いていなくて手術した」などと言ってくる。
このとき妊娠3ヶ月〜4ヶ月の間。
こういう事は一定の割合で起こるのが普通だという認識を持って欲しい。

ひとまず受精卵が着床したという「おめでたさ」はあっても、赤ちゃんが出来てうれしいうれしい!!と小躍りする時期じゃない。という事を肝に銘じ、その授かった命が、この世に産まれて来る生命力を持っているかどうかの関門である「妊娠初期」を、超えられるかどうか、じっと待つ時期と思っていて欲しい。

命というものは、結構丈夫だけれども、死ぬときにはあっけなく死んでしまう。
死にそうな人でもしぶとく死なずに居たりする。

赤ちゃんも同じで、良くぞこんな環境で・・・とお母さんが丈夫で信じられないような過酷な環境でもしっかり太って生まれてくる子もいれば、医師やら何やらが手助けしても、生き延びられない命もある。

妊娠してみると、不思議な事がいっぱいある。
おなかの中で元気に動いている子の、明日の命の保証はない。

それでも継続する妊娠は継続する。

考えると「どうして私のおなかで別な命が生き続けることが出来るのだろう??」とか、頭がおかしくなってくるので、さて、母親は腹を据える。

この子が生まれてこられる生命力を持つのなら、待とう。受け入れよう、と。

こんな過程も、母になる上で組み込まれているのかなぁと、感じます。

妊娠するたびに女が強くなるのは、命というものはジタバタしても仕方なく、文句を言っても助からないものは助からず、産まれて来るものは産まれて来る。

ならば、自然に逆らって失う命を悲しみすぎても意味のない事だと、「生」という性質そのものを丸ごと受け入れる強さを身につける。

そんなわけで、おめでた、の人がいたら、「ひとまず、おめでとう、だけど大事にしてね、まだ分からないんだから」という程度にとどめておいて欲しい。

雅子様が一度妊娠の兆候がある時に、新聞社が報道してしまい、あの時も「こんな時期に報道して勝手に盛り上がって無神経な」と個人的には怒り心頭であったが、案の定ダメだった。
妊娠2ヶ月だのという時期に、生まれるのが当然という前提で盛り上がるのは無神経過ぎるという指摘も、やはり一般の方からあり、当然だと思った。

もっとはっきり言えば、無事に生まれて数ヶ月するまで、その子が自力で生きる生命力があるかは分からない。

大半の子は無事に生まれてくるけれど、新生児は3割ほどが心臓に穴があいているなどの問題があり、その大半が自然にふさがる程度の問題だけれど、手術が必要な子もいる。

本当にかろうじて産まれて来た子は、翌日とか3日後に亡くなったり、そこを超えると一週間、一ヶ月生きられれば、命に問題のある重大なトラブルはない、というざっくりした目安はあるが、本当に命というものは分からない。

大人も本当は同じなんだけど、みんな、生きているのが当然と思っているけど、生まれて来られる生命力があるという事と、自力で生き続けられるという事は、奇跡に近いことだと毎回実感します。

そんなわけで、妊娠発覚したばかりの妊婦さんがいたら、盛り上がり過ぎないで見守ってあげて欲しいと思うのです。

でも、たとえ亡くしても、その子を丸ごと受け入れてあげられるのは親だけだから、そういう強さを持つように、ひたすら女とは受け入れるばかりの生き物なのかも知れません。


誕生死
誕生死

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 47
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
驚いた 驚いた
面白い
かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
>妊娠初期のだるさやツワリは乗り越える為にある苦しみではなく、妊娠を継続させる為に妊婦を休ませる為のホルモンによる仕組み、

はじめまして、悠と申します。
妻が妊娠初期で、色々調べててたどり着きました。
この言葉にはっとしました。
ありがとうございます。
また、お邪魔します。

2007/01/14 22:57
ご無沙汰しております。

いわゆる安定期というのに入るまでは、何がきっかけで流れてしまうか分かりませんものね。

だから、「おめでた"い"」ではなく、「おめでた」で言葉を切った言い方をするんでしょうか。
ほかに、「おめでた」できるような言葉で表現する「めでたい」事ってありませんよね。
くらっしゅまん
2007/01/19 08:13
コメント遅くなり申し訳ありません。
悠さん、ひとまず奥様のご懐妊おめでとうございます(^-^)。無事をお祈り致します。

くらっしゅまんさん、いつもありがとうございます。
「おめでた」もそうやって見ると面白いですね。辞書によると「喜ばしいできごと。特に妊娠・出産・結婚」。
結婚にも使うんですね?
医師によっては「安定期などない」という人もいるようですが、何人か産むとその言葉に実感します。所詮、外に出てきたら自力で生きられない時期の命ですから「安定」などないのですね。
宮乃
2007/01/20 10:18
母になるたび強くなるだなんてウソですよ。それか考えすぎ。カルトっぽくて気持ち悪いで〜す(^^)
ウンコするのも出産も同じ生理現象、何も特別なことなんてないんですよ!

2011/05/02 13:52
絶対的なウソもホントもこの世界にはなく、それはただ「ある出来事」を見る人の姿勢によってウソと判定されたりホントと判定されたりします。つまり、あさんの在り方がこの出来事をウソと見たいから、ウソだと思いたい状況を創りだしているという事です。なぜそのような状況を創り出す必要があるのか?ウソと思いたいのはなぜなのか?単なる生理現象と思いたいのはなぜなのか?私にとってこの出来事はウソでも本当でもありません。ウソだと否定する必要がないから生理現象だよと言われたら、それもそうだし、そうでないと言われればそれもOK。ウソでも本当でもどちらでも構わないからです。でもあさんにとってはウソでなくては困るのですね。それはなぜでしょうか?ご自身の内面に聞いてみて下さい。
ちなみに出産すると医学的には脳内で変化が起き「賢く」なる事が分かっているようですがタイトル忘れましたスミマセン。
宮乃
2011/05/02 22:22

コメントする help

ニックネーム
本 文
妊娠初期は「おめでた」じゃない 宮乃/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる